最近日本のウェブページで「台湾カステラ」のことをよく見かけるようになりました!私、台湾に住んでいるのに台湾カステラのことを知らなかったんです。
台湾カステラって何!?と思い、よーく見てみると…?
台湾カステラ = 「昔ながらのケーキ」
台湾カステラとは、「古早味蛋糕」=「昔ながらのケーキ」のことだったんですね!
「古早味 現烤蛋糕」という風に名前に「現烤」(焼きたて)が付いている時もあります。
これは近場にもある!人数の少ない家族だとあまり買う機会はないかもしれませんが、とってもいい香りでおいしいので、在台で食べたことのない方にはぜひ食べてみてほしいです。
緣味古早味現烤蛋糕(板橋店)
このお店は元々は淡水が本店なのですが、私が新北市板橋区に住んでいるので、板橋店のご紹介です(笑)
このお店は、台北MRT板南線(ブルーライン)の「新埔」駅、一番出口を出て右折してすぐのところにあります。淡水のような昔ながらの町の雰囲気はありませんが、駅チカなのはすごく便利でいいすよね。(淡水は駅徒歩15分と聞きます)
近づいていく時点で既にかなりいい匂いがします!
行ってみると、お兄さんが一人と、お客さんが一人。でもテーブルには何も乗っていません。前行った時はお兄さんがケーキを切っていたのに…。
「あの…」と声をかけてみると
「あと4分です」
と言われました。そんなに焼き立てをくれるの!?うれしいですねー。
4分間待てない私は、「時間潰そう」などと言ってその辺をウロウロみて回ってしまいますが、その2~3分の間にさっきはたった一人だったお客さんが5人くらいに増えていました!スゴイ!
お兄さんが、ケーキを挟んでいる板をクルッと回したり、頭の上に乗せたりして、なんか楽しいです(笑)
買えました!できたてアツアツなので、箱は全部キッチリ閉めずに、片方ちょっと開けたままにして、蒸気を飛ばしています。
▼オリジナル(原味)90元
▼ダブルチーズ(雙層起司)130元
箱を開ける前から、たまごのかなりいい香りが広がってきます。たまごボーロから、香ばしさをさしひいたような、フレッシュな香りです。
食感は、シフォンケーキに若干弾力・硬さが加わったような感じです。そのまま食べてももちろんおいしいですが、バナナなどフルーツをスライスして挟んでもおいしいです。
原材料は、牛乳、鶏卵、小麦粉、砂糖、植物オイルとなっています。
賞味期限は3日です。…が、自己責任で、冷蔵保存で5日くらいかけて食べています。もちろん焼き立てが一番ですが、ちょっと日数が経っても十分おいしいです。3日目くらいから、「しっとりフワフワ」の「しっとり」感はなくなって、「フワフワ」だけが残ります。3日目のほうが好きな人もいそうですね!
ちなみに価格ですが、数年前の他の方の記事を見ると、ダブルチーズが100元でした。この数年にどんどん値上がりしているみたいです!
●縁味古早味現烤蛋糕(板橋店)
グーグルの評価はもうちょっと高くてもいいかと思うのですが、全体の評価を下げているのは、評価3~5も多い一方、1も多いことですね。売り子さんのサービスがよくなかったらしいのですが、少なくともこれまで私が買いに行った時の販売員さんはみんなやさしい人たちでしたよ!
日本で言う「カステラ」は何て呼ばれているの?
さて、さっきから”カステラ カステラ”と言っていますが、日本のカステラは台湾では何て呼んでいるか気になりませんか?(笑)
正解は、長崎蛋糕(長崎ケーキ)です!
日本で「カステラ」と呼んでいるあのお菓子は、台湾では長崎蛋糕といいます。(他にも呼び方はあるようですが、これをよく聞きます。)
ちなみに、あえて「カステラ」という発音を活かした呼び方は「卡司蒂菈」などとなります!
長崎蛋糕のメーカーさんとしては、金格という会社さんが有名で、中山などに手みやげ・贈答用お菓子のショップもあるんです。
日本のカステラの製法を忠実に再現していて、ホームページには、日本にポルトガル人が初めてこのお菓子を紹介したことなど、カステラの始まりについても説明されています。
台湾でも、おみやげ・贈答用やご家庭用に販売されています。台湾の結婚式では、新婦側のお客様にお菓子を引き出物として出すことが多いのですが、その引き出物に使われることもあるそうです。
●金格食品ホームページhttps://www.king.com.tw/
▼焼き立てカステラを提供していお店には★がついています。参考にしてみてください!
おわりに
今日は、新北板橋区でも気軽に買える、「台湾カステラ」のご紹介でした。
ご興味のある方はぜひ色々食べてみてほしいです。
板橋区には他にも、咘咘糕古早味蛋糕 というお店もあって、そこもかなりフワフワでおいしいそうです! 今度ぜひ食べてみたいと思います。
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