以前、独学での中国語の学習法ご紹介したことがあるのですが、「やっぱり独学って、モチベーション維持するのが大変だし、挫折することも多い」という感想をいただきました。たしかにその通りなんですよね。
私の場合はたまたまラッキーで、台湾在住で、台湾人の友達や同僚に囲まれて、いい環境に恵まれたんです。そうでもなければ、やっぱりミッチリ語学学校に通うのが一番の近道のような気もします。
ただ、中国語教室に行ったとしても、それで上達するか？というと、答えはNoです！
私自身、以前語学学校に勤めていたことがあります。実教室で教えるタイプのスクールです。同じ教室に通っていても、やはりドンドン伸びる生徒さんとそうでない生徒さんが出てきてしまうんです。その中でも伸びない人のもっとも大きな特徴は、レッスンのその時間だけで語学力をアップさせようとしている、ということです。それで、語学学校に行ってもなかなか上達しなかったり、検定などの目標に到達できずに、心身ともに疲れだけが残ってしまうんですよね。
今回はこうした「やってるつもり」から抜け出せるお手伝いをしてくれる「中国語コーチング」のお話をしてみたいと思います。
コーチングとは？
よく「語学学習のライザップ版」という例えもありますが、ジムのトレーナーのように、レッスン以外の時間も学習が進むようにいろいろな方面からバックアップしてくれるやり方です。
中国語教室に通ったこともあるけど、思ったほど上達しなかった…という方で、コーチングの方が合っていた、ということもあります。
主なところは、一人ひとりの目標に合わせた学習時間の管理・宿題の管理・個別の質問への対応などなどです。普通の語学学校では、先生やコーチにここまで頼れないので、一人だとどうしても怠けてしまう…という方にピッタリです。
新しいコーチングサービス: Ciiitz(シーズ)のメリット
中国語コーチングもいろいろあるのですが、以前からサービスを行なっているPao Chaiやthe courageは他の方もいろいろ紹介されているので、今回は比較的新しい中国語コーチングCiiitz(シーズ)を中心にご紹介してみたいと思います。ぜひ比較のご参考にされてみてください！
「インターリープ学習法」を採用
インターリープ学習法とは、学習中にあえて他のこと・他のやり方をはさむことで、内容を頭に定着させるという勉強方法です。学校の宿題でやっていたような、「繰り返し単語や文章をひたすら書いて書いて覚える」ような「反復学習法」よりも、身に付く方法として注目されています。
留学でもすれば否応無しに会話したり、現地語のテレビを見たり、文字を見たりというチャンスがたくさんあります。そういう場合は、自然とインターリープ学習ができてしまう人もいると思います。
でも、日本で生活していたり、海外にいても外国語を使わない仕事をしていれば、そういう機会は少なくなりますし、自分からそういう環境を作るのはなかなか難しいです。
Ciiitzでは、科学的な第二言語習得論（SLA）と認知心理学に基づいたインターリープ学習法を採用しています。聞く・わかる・話す・文章を作る、ということができるように、科学的にアプローチしています。
そしてこの学習法とリンクしているのが、DingTalk Liteを使った独自のシステムです。毎回のセッション・宿題・質問・日程の管理が、これひとつで全部できてしまうんですね。
ちょっとしたスキマ時間、20〜30分の間に書いた作文も、このシステムから送ると、添削などのフィードバックがもらえたりするんです。これなら、まとまった学習時間が確保できない忙しい人サラリーマンや主婦の方も、勉強が続けられそうな気がします！
マンツーマン
Ciiitzは専属のコーチがマンツーマンでコーチングしてくれます。他社の中国語コーチングでは、グループコーチングをしているところもあるようです。そこのメリットは、料金が抑えられるところ。でもせっかくのコーチングなのに、グループにしてしまったら、普通の中国語教室のレッスンに通っているのとあまり変わらないですよね。
Ciiitzでは、マンツーマン2ヶ月コース・マンツーマン3ヶ月コースの他に、シャドーイングコース、作文添削コースがあります。目的に応じて選べるのもいいですね。
オンラインだから安心・便利
オンラインコーチングなので、ネット環境があれば場所を選ばずに学習ができます。コロナウイルスの感染状況も落ち着かない中で、自分の好きな場所で勉強できるのは安心ですよね。
Ciiitz(シーズ)のデメリット
コーチングは費用がお高め
コーチング業界では最安値とは言いながら、一般的なレッスンだけの中国語教室と比べてしまうと、やはり料金は高いです。ですから、予算がある程度ないと、続けるのは厳しいかもしれません。
DingTalkが合うかどうかわからない
先ほど学習方法の中で出てきた便利なシステムですが、DingTalkを使っています。それが合う人はとても便利に感じると思いますが、もしこのシステムが自分に合わず、「使いにくい」と感じてしまった場合は、けっこう不便だと思います。セッション・宿題・時間などを、すべてこれで管理するので、ツールの合う合わないは重要だと思います。
実績が浅い
それから、これはデメリットかどうかわかりませんが、新しい会社なので実績がまだ浅く、ネットの口コミや評判を、ほとんど見つけることができませんでした。新しいコーチングだからこそ、従来のコーチングの良し悪しをよく研究していることは期待できるかもしれません。でももし「実績豊富なコーチングがいい」ということであれば、Ciiitzはおすすめできません。
料金
| Ciiitz(シーズ) | Pao Chai | the courage | |
| 形式 | マンツーマン | マンツーマン | マンツーマン |
|---|---|---|---|
| 対象 | 初級 | 初級 | 初級 |
| セッション数 | 50分×週１(2ヶ月計8コマ) | セッション8回(2ヶ月計8回) | 約60分×4回(1ヶ月) |
| 自習時間 | 1日３時間 | 1日３時間 | |
| 入会金 | 0円 | 50,000円→キャンペーンで20,000円 | 33,000円 |
| 月額受講料 | 140,000円 | 198,000円 | 165,000円 |
レッスンだけを行う中国語教室と比べると高いと思われるかもしれません。コーチングをしてくれるので、価格帯はかなり違ってきます。
Ciiitzの料金設定は、中国語コーチングとしては低い方に入ります。入会金も無料です。
the courageは1ヶ月から選べるので、本当に短期間だけやってみたい人にはいいかもしれません。
Ciiitzが合う人＆合わない人
合いそうな人
ずばり、目標がしっかりしている人は合うと思います。公式ホームページでも、仕事で中国語を活用されている方、一年以内にHSK○級を取りたい！という方がいらっしゃいますが、そういう具体的な目的がある方には合っていると思います。
育休中の期間を生かして、4ヶ月で目標を達成した方もいるとのことで、短期集中で具体的な目標達成へのお手伝いが得意なオンラインコーチングです。
会社で突然中国語圏の担当を言い渡された、急に中国語圏駐在が決まった、という差し迫った方にもピッタリだと思います。
合わなそうな人
はっきり言って安い買い物ではないので、予算が合わない方は続けられないと思います。
それから先ほどのデメリットの部分と少し重複しますが、DingTalkを使ったシステムを使うのがめんどうだと感じる方にもおすすめできません。
また、新しくできた中国語コーチングなので、評判や実績もまだまだ少なく、たくさんの実績があるコーチングを利用してみたいという方には合わないと思います。
そして、これはコーチング全体に言えることですが、勉強時間を確保して毎日努力を続けなければならないので、はっきり言ってつらいと思います。それだけの覚悟がある人にはおすすめできますが、そうでない方は単に疲れてしまう可能性大です。
まとめ
以上、中国語コーチングのメリット・デメリットなどについてでした。これまで中国語教室のレッスンを受けても効果が感じられなかった人や、短期間で明確な成果を出したい人にとっては、コーチングは試してみる価値はあると思います。他社に比べて安い料金でコーチングが始められるのは魅力的ですね。
他のコーチングのスクールと違って、Ciiitzはまだ新しいサービスということで、残念ながら評判については見つけることができませんでした。「試してみる」といっても、いきなり10万円以上の料金を払うのはなかなかハードルが高いと思います。ただ、カウンセリングは無料なので、気になるかたは、「自分の希望するようなコーチングが受けられそうかどうか？」直接見極めてみるのが一番いいと思います。ご自身に合った学習方法が見つかるといいですね！＼簡単30秒 カウンセリング予約／
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